ハワイ州議会、とある法案を審議
(CNN)
米ハワイ州議会でこのほど、
たばこの購入が許可される年齢を、現行の21歳以上から
100歳以上まで段階的に引き上げる法案の審議が始まった。
法案は「たばこは人類史上、
最も致死性の高い人工物だと考えられる」との文言で始まり、
州内でたばこが購入できる年齢の下限を来年までに
30歳に引き上げると規定。その後も毎年10歳ずつ引き上げ、
2024年以降は100歳とする内容だ。
ただし電子たばこや葉巻、かみたばこは対象に含まれていない。
法案を提出した州下院のクリーガン議員は救急医でもある。
地元紙とのインタビューで、たばこ業界は
たばこの致死性が高いことを知りながら
中毒性の高い商品を開発し、
喫煙者を奴隷状態に陥れていると非難した。
米連邦政府は各州に対し、たばこ購入年齢の下限を
18歳に設定するよう義務付けている。
大半の州が18歳とし、これまでに4州が19歳に引き上げた。
さらにハワイ州は16年、
全米で初めて下限を21歳まで引き上げていた。
米国ではたばこ税が州の収入になるため、
たばこの販売が事実上禁止されれば
州にとって大きな税収減となる。
ハワイ州の法案が段階的な施行を目指す背景には、
税収減への対応を模索する時間的な余裕をもたせる狙いもある。
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