ハワイと北海道、それぞれ節目の150年
日系人がハワイに住むことになったはちょうど、
150年前にさかのぼります。
ハワイの日系社会では、初めてハワイに渡ってきた
日本人のことを「元年者」と呼びます。
カメハメハ五世の要請に基づき、明治元年(1868年)に
ハワイに渡っていったので、「元年」という言葉が
使われました。そしてハワイはこの後もどんどんど
日本からの移民が増え、1924年に移民が禁止されるまで
約22万人の日本人がハワイへ渡ったとされています。
「元年者」は、約150人。その大半が2年もしない間に、
契約条件の違いを訴え日本へ帰国してしまったといいます。
残った元年者はサトウキビ畑で働き、のちにそれぞれの
人生が展開していきます。
世界の島の中ではアイルランド島に次ぐ第21位の大きさである
北海道、かつては蝦夷地(えぞち)と呼ばれていました。
明治政府は開拓使の設置に伴い名称の変更を検討し、
蝦夷地探査やアイヌとの交流を続けていた松浦武四郎は政府に建白書を提出、
結局「北加伊道」を基本として採用し、「北海道」と命名されました。
今から150年前のことです。
北海道とハワイでは真逆の環境ですが、
150年の間に日本人をも介して
別々の発展を遂げてきたのだと思うと、
感慨深いものがありますね。
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